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第七回 ~飛騨・神岡 短歌コンクール~
女神へ贈るラブレター
入賞作品

第七回ご応募数

一般の部:431人 2004首 

高校生以下の部:1773人 3522首

合計 2204人 5526首

《一般の部》

最優秀賞

晴れの日に僕らは肩を寄せ合ってスワンボートの心臓になる

ナカムラロボ(群馬県前橋市)

優秀賞

立ち達磨しんと冷えゆく霜月の霜をあなたのこころが溶かす

石村まい(兵庫県加古川市)

審査員特別賞

君の手の炎が僕の中にある きっと心の動力として

河岸景都(北海道札幌市)

 

襞(ひだ)がある心にさした光から生まれた影が恋の苦しさ

有賀 拓郎(長野県上田市)


 

紅葉を縫ってガッタンゴー漕げばガタゴト道にカタコト英語

近江菫花(滋賀県大津市)
 

粉雪が喉をふさいで君へ愛告げられぬまま根雪と変わる

井ノ口 皓(山口県光市)

飛騨市長特別賞

 

秋の日の長き西日に影伸ばす二人で持った買い物袋

降羽 優(東京都国立市)

実行委員長特別賞

親切なナースに心揺れている老いの恋とは美しき誤解

伊藤 英俊(青森県黒石市)
 

誰一人知る由もないこの恋をあの蝉みたく鳴いて終えたい 

恋主夫道(埼玉県川口市)
 

歯ブラシで排水溝を磨いてる終わった恋に容赦はいらぬ 

寺迫 歩美(岡山県倉敷市)

にゅうよ~く賞

帰郷して自転車で行く通学路孫の手を引く君と出会う日

伊藤 一男(埼玉県草加市)


君がいう「ん?」の一言が聞きたくて語尾を弱めに濁して話す

大月紫龍(東京都台東区)


幸せを十六夜月に願うだけ貴方のいない同窓会は

白熊茶熊(東京都新宿区)


シャッターは切れてないけどこの日々をいつかわたしは愛おしくなる

佐々木奈瑠(東京都国分寺市)


服よりもサンダルよりも何よりもまつ毛の角度を上げて向かうね

エイサーのまいこ(神奈川県川崎市)


まだ足に馴染んでいないサンダルを履く 君に会うまでも楽しい

まこさん(岐阜県高山市)


君の目の中のひまわり、青空、カスミソウ全部まとめて持ち帰らせて

勝川 万有(岐阜県高山市)


君のもつ光みたいな好奇心一つでいいから僕に分けてよ

金子 知樹(岐阜県高山市)


全米が魅了されたる「SHOGUN」の侍の意気あなたに見せむ

西尾 房子(岐阜県中津川市)


海を越え命を燃やす流星(りゅうせい)のそのひとカケラに俺もなりたい

林 里紗(鳥取県鳥取市)

 

佳作

胸元を広げむとする秋の風いとほしければなすがままにする

松田 早苗(茨城県つくば市)


秋空を透かすグラスにかりがねのLOVEを綴りて渡りゆくらし

岡崎佐紅(茨城県那珂市)


最愛の君を想えば泣けてきて達磨の袈裟は銀河に変わる

遠藤 幸子(群馬県高崎市)


「すきぴ」とはハッキリしない関係のあいつをかばう優しい言葉

くるみ(埼玉県さいたま市)


僕たちの砕氷船は接岸もできないままでパフェが溶けてく

久我山景色(埼玉県さいたま市)


幸福をさがして辿りついたのが同じく甘い山でよかった

渡辺 あみ(東京都練馬区)
 

坂道を並んでまっすぐ歩いてく曲がるべき角いくつも過ぎて

ほろろ(東京都練馬区)


読点のところところで待ってるよ君の日記に僕が来るまで

稲山 博司(東京都練馬区)

 

モバイルは頭がいいよ一文字のアルファベットで君の名を呼ぶ

ありえす(東京都港区)


冬と君の共通点を探すとき初めて冬を好きだと気づく

鈴城戸閖(東京都杉並区)


レコードはラヴィアンローズ歌い終え最後の円をまわる針音

中村 哲(東京都小金井市)


遠い日の改札 そんな顔をしてまぶたの裏に立ち尽くすなよ

森永 理恵(神奈川県横浜市)


きみと見しはくてうの羽を生涯の栞となさむ雪どけの道

谷口 菜月(神奈川県横浜市)


むねぬけるやさしいかぜはうなばらのかなたできみをすずやかにして

おだ riri(神奈川県横須賀市)


笑うたび君が奪ってゆく僕のなんでもいいや 春が楽しみ

丘田夕(神奈川県大和市)

 

紐育 紐を育てる土地なれば 垂らしてくれよ縋りつくから

ともぞう(神奈川県川崎市)


少しずつ敬語を崩す黄葉(こうよう)の進めば彼に傾くこころ

星野珠青(千葉県千葉市)


恋心カミオカンデよ受け止めよ遥かの君に放つひかりぞ

ささあんぼんぱん(千葉県柏市)


ラヴレター君が好きだと言っていた花を切手の図柄に託す

大渕 航(新潟県小千谷市)


「だけど」って僕の口癖春風のような貴女がさらっていった

レモンケーキ(長野県長野市)


青猫に二人でいくつもペンを引くひみつの雨を降らせるように

山本栞(山梨県都留市)


くちぐせを真似されながら帰る日の影は仔犬のかたちで跳ねる

渡邉 美愛(石川県金沢市)


夏が過ぎクリーニングに出す浴衣金魚は眠る次の恋まで

ハッカ飴(富山県富山市)


この指に伝わる君の温もりは一秒ごとにわたしの記憶

江尻 恵子(岐阜県飛騨市)


曼珠沙華車窓のとほくに見へをりつあの土手を君と歩ひてみたし

中川 歌子(岐阜県下呂市)


筆記体でLoveと初めて書くように手持ち花火をきみと振り合う

遠藤 雄介(愛知県名古屋市)


稲光あなたを見つけたその日から調子の悪いテレビみたいだ

水瀬(大阪府大阪市)


きみに向くぼくのすべての感情を具体化すればギリシアの虹

高遠みかみ(大阪府高槻市)


やけ食いもできないくらい君からのさよならが胃で溶けずに残る

いずみ紗絵(岡山県岡山市)


リバティの本であなたにくっつくかトーチになってかかげられたい

吉田紫紅(大分県別府市)

《高校生以下の部》

 

最優秀賞

手を上げてゼブラゾーンをゆく君は幸せを空中で掴める

藤浪 あい(北海道釧路江南高等学校)

優秀賞

ペンを持ち止まらぬ思い残すけど戻ってこない片道切符

川合 万由子(岐阜県立益田清風高等学校)

審査員特別賞

無重力きみとはなすと無重力 あたしはあなたの酸素になれる

はしもと(尚志高等学校)


たっぷりの落ち葉に埋もれていくように電話の君の囁きを聞く

川上 真央(東京学芸大学附属高等学校)
 

その手から出づる火を待つ宙(そら)の下星くずは今君に流れて

和仁 英太(岐阜県立飛騨神岡高等学校)
 

恋の風見つけるために僕は行く各駅停車の空気を吸いに

谷口 巧磨(高山市立日枝中学校)

飛騨市長特別賞

 

放課後に目で追う背中また言えず明日は伝えるまたねの魔法

ちゃっこん(飛騨市立神岡中学校)

実行委員長特別賞

通知音鳴るたび期待誰からかにやけた顔が画面に映る

どむ(飛騨市立古川中学校)


トランプでジョーカー引いた僕を見て笑顔の君が大好きなんだ

高井 愛斗(瑞浪市立瑞浪北中学校)


日の丸は二千億円おもいやり相思相愛ただのヒモかな

新井 豊絃(岩倉高等学校)

にゅうよ~く賞

一年(ひととせ)に一度の織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)僕とあなたも一度くらいは

森 朔太郎(常総学院高等学校)


君想い動けぬままに石になり自由なくなり君遠ざかる

大森 瑛稀(長野県上伊那農業高等学校)


星の裏あなたに見とれて五十年場所遠くても心はそこに

杉田 デンマーク(下呂市立下呂中学校)
 

振り向いていつか一緒に会いたいなもしも会えたら野球しようぜ

原 篤人(中津川市立第二中学校)


茶色の目持つ君を追う無意識に永遠(とわ)に続けよこの瞬間が

大川内菜緒(江南市立北部中学校)


いつの日か君のそばまでいくからさふたりで持とうそのたいまつを

峠 虹都(和歌山県立田辺中学校)


聖夜祭揺らぐろうそくながめてるいつも明るいあなたのように

隠塚 悠介(広島学院中学校)


君に会うことができずに泣いた夜心の闇を照らしてくれよ

井上 水人(長崎日本大学学園中学校)


この恋が 叶わないならせめてでも シオンの花を 君に渡して

西川 絢珠(玄海町立玄海みらい学園中学校)


風薫る女神の声は波のごと心の岸辺に響き渡りぬ

西依 舜平(神戸市立神港橘高等学校)

佳作

けっこんをしたいと思う男の子とおくへ行って今何してる

田中 桜彩(小川町立みどりが丘小学校)


雨の日に思い出したよ晴れた日も思い出したよ美しいきみのこと

ひめ のりか(草加市立瀬崎小学校)


きんもくせいオレンジ色で温かいこのぬくもりは君みたいだな

林 百花(鳥取市立東郷小学校)


ネットでは名前で呼んでくれたのに部活になると苗字になった

宮城 瑠梛(川崎市立中野島中学校)


人よりもトカゲが好きだ愛情を受けとらないが拒否もされない

福地 仁奈(川崎市立中野島中学校)


この目(あい)はあなたに向けるためにあるあなたの目(あい)もいつかみせてね

下坂 陽菜(飛騨市立古川中学校)


晩秋にきみの炎と呼応する体冷えれど焦がすよ心

ゴン太の弟子(飛騨市立古川中学生)


たいまつを投げてください女神様想いを込めて投げ返すから

中畑 陽斗(飛騨市立古川中学校)


孤独だろう悲しむ君を支えたい轟々(ごうごう)と湧く僕の純心(じゅんしん)

だるまっちょ(飛騨市立古川中学校)


帰り道熊の足跡雪の上1人じゃ大きい2人でぴったり

チーム(高山市立日枝中学校)


君の声聴くと自然と窓を見るこれではまるで猫の恋だよ

りあレミ(高山市立日枝中学校)


帰り道ふと目に入り目でおった明日を映した君の背中を

宮武 莉子(高山市立日枝中学校)


ぬれたきみブルニアのさく帰り道勇気が出ずに手にかさふたつ

山内 虹綺(瑞浪市立瑞浪北中学校)


授業後の休み時間に話しかけ君との時間増やしてる僕

田口 凱也(川辺町立川辺中学校)


好きだって言えないままで消えていく炎を分けてもらった花火

𠮷野 遥音(刈谷市立刈谷東中学校)


うだるよな夏の倦怠と熱っぽさを春と勘違いしてやがる脳

森口 夕理香(渋谷教育学園渋谷高等学校)


そよ風にのせて届くよこの声が散った桜があなたを呼んでる

関本 大輔(岩倉高等学校)


君からの連絡を待ち十数年金木犀は背丈を超える

久保 愛菜(岩倉高等学校)


七転び八(や)転び九(く)転び十(じゅう)転びそれでも進む君のとこまで

月舘 楽(岩倉高等学校)


愛の熱とても熱く冷めにくいこの熱だけで飛騨牛焦げる

福井 敬太(岩倉高等学校)


窓越しに君の笑顔が降り注ぐ言葉交わせぬ君は春風

李 愛花(岩倉高等学校)


君の中の砂浜に跡残しても綺麗な波に消されるのかな

寺崎 蒼菜(日本航空高等学校)


記念日のミッドナイトに寝落ちした君の寝息で鼻歌うたう

中島 聖音(岐阜県立飛騨神岡高等学校)


本当に二人しか居ないみたいだね初めて雪の降る音聞いた

定森 由綺乃(岐阜県立飛騨神岡高等学校)


届いてと私の思いなげいれる心の紙飛行機のごとく

佐藤 芙有佳(岐阜県立吉城高等学校)


レモン飴甘くきれいで好きだった溶けて残った苦味知るまで

上谷 紗希(岐阜県立吉城高等学校)


ジャスミンの花束抱え包まれて会えないときも君の隣に

杉山 南実(岐阜県立益田清風高等学校)


上靴のつま先と先触れ合った伝わらないな早まる鼓動

後藤 綾美(岐阜県立岐阜総合学園高等学校)


女神さん食べたことある?五平餅 いっしょにいこまいあまから本店

中岡 瑛太(愛知県立春日井西高等学校)


女神さま松明おろして冬らしくHOTなコーヒーとかどうですか?

都築 真緒(徳島県立立脇町高等学校)

※「◯◯特別賞」は各担当者が、「にゅうよ〜く賞」は当実行委員が選考いたしました
たくさんのご応募、ありがとうございました!
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